たまりば

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始めまして靴修理のRESHと申します。皆様の足の悩みを一緒に靴という物を通して解決出来るようなそんなブログにしたいと思います。

2016年09月28日

CARMINA オールソール前編

こんにちは

RESH三軒茶屋店 タナカです


さてさて今日はオールソール修理を前編、後編に分けて

ご紹介しようと思います


本日はまずは前編


CARMINA

CARMINA オールソール前編


グッドタイミーング!!

オリジナルはヒドゥンチャネル仕様です!

前半部分は擦り切れてダシ縫いの糸が見え始めてます




CARMINA オールソール前編


さては

まずヒールを外します

CARMINA オールソール前編

見えづらいですがソールからヒールを固定している釘が見えます

ヒールも仕上げる際の大事な資料ですので大事に取っておきましょう!!



ダシ縫いのステッチを切りソールを剥がします

CARMINA オールソール前編

コルクが見えますね!!

このコルクにはオーナー様の大事な足型の形状(フットプリント)が記憶されてます

ソールは新しくなりますが甲革は馴染んでおり、中底、コルクはオーナー様の形状に沈んでますので

履き心地は新品の時よりも格段によいですね

これがオールソールの醍醐味!!

接着し直し、足りない分は上からコルクを足して調整します



これはシャンクです

CARMINA オールソール前編

ブランドで使っている素材はさまざま

木製、鉄製など。。。

CARMINA オールソール前編

このカルミナはウッド&ラバー

このシャンクは靴の中で接着が取れてしまうと歩いているときギュッギュッと音が鳴り始めます

そうならないよう各メーカーは思考錯誤しいろいろな形のものが存在します



今回はレザーソールでのオールソール

CARMINA オールソール前編

耐久性のあるドイツ製のJ・R(レンデンバッハ)ソールです

クロケット&ジョーンズのハンドグレードラインやビスポークに使われる高級レザーソール

通常のものより高価ですがその価値は十分ありますよ




ソールを貼り付けます!

これはソールを貼り付ける前の靴の状態です


CARMINA オールソール前編




貼り付け後

CARMINA オールソール前編

お分かりですか?

踏まずから前のラインがシャキっとしました。

これはオールソールの仕上がりに大きく影響する重要な行程です





オリジナルはヒドゥンチャネル仕様ですが今回はオープンチャネル仕様に変更です

溝(チャネル)を掘りましょう!!


CARMINA オールソール前編


ダシ縫いをかけて後編です!!













  • Posted by RESH 三軒茶屋店 at 22:18│Comments(0)
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