CARMINA オールソール前編
こんにちは
RESH三軒茶屋店 タナカです
さてさて今日はオールソール修理を前編、後編に分けて
ご紹介しようと思います
本日はまずは前編
CARMINA
グッドタイミーング!!
オリジナルはヒドゥンチャネル仕様です!
前半部分は擦り切れてダシ縫いの糸が見え始めてます
さては
まずヒールを外します
見えづらいですがソールからヒールを固定している釘が見えます
ヒールも仕上げる際の大事な資料ですので大事に取っておきましょう!!
ダシ縫いのステッチを切りソールを剥がします
コルクが見えますね!!
このコルクにはオーナー様の大事な足型の形状(フットプリント)が記憶されてます
ソールは新しくなりますが甲革は馴染んでおり、中底、コルクはオーナー様の形状に沈んでますので
履き心地は新品の時よりも格段によいですね
これがオールソールの醍醐味!!
接着し直し、足りない分は上からコルクを足して調整します
これはシャンクです
ブランドで使っている素材はさまざま
木製、鉄製など。。。
このカルミナはウッド&ラバー
このシャンクは靴の中で接着が取れてしまうと歩いているときギュッギュッと音が鳴り始めます
そうならないよう各メーカーは思考錯誤しいろいろな形のものが存在します
今回はレザーソールでのオールソール
耐久性のあるドイツ製のJ・R(レンデンバッハ)ソールです
クロケット&ジョーンズのハンドグレードラインやビスポークに使われる高級レザーソール
通常のものより高価ですがその価値は十分ありますよ
ソールを貼り付けます!
これはソールを貼り付ける前の靴の状態です
貼り付け後
お分かりですか?
踏まずから前のラインがシャキっとしました。
これはオールソールの仕上がりに大きく影響する重要な行程です
オリジナルはヒドゥンチャネル仕様ですが今回はオープンチャネル仕様に変更です
溝(チャネル)を掘りましょう!!
ダシ縫いをかけて後編です!!